ドイツでもグレースケールの画像を提出できます

日本特許庁はグレースケールの画像データを図面として受理してくれます。このため顕微鏡写真などの画像データもそのまま提出しても問題ありません。

他方で、ドイツでどうでしょうか。

日本では「ドイツでは二値化した白黒の画像データしか認められず、グレースケールの画像データは認められない」とよく聞きますが、これは半分正解で半分間違いです。

より具体的にはドイツ特許庁では図面をTIFF、JPEGまたはPDFのいずれかのファイル形式で提出することができるのですが、ファイル形式によって認められる画像データが以下のように異なります(ドイツ特許法規則12条、別添2参照)。

TIFF形式:グレースケール
JPEG形式:グレースケール
PDF形式:二値化した白黒のみ

つまりPDF形式の場合は二値化した白黒の画像データしか認められません、TIFF形式またはJPEG形式の場合はグレースケールの画像データがドイツでも認められます。

このためドイツでグレースケールの画像データを図面として提出したい場合は、TIFF形式またはJPEG形式の画像データを準備しておけば大丈夫です。

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