出願 技術的とは?データ編 以前の記事「技術的とは?数学的方法・人工知能編」ではソフトウェア関連発明のうち数学的方法または人工知能の分野に絞って、どんな特徴が欧州特許庁では技術的と判断され、進歩性の判断の際に考慮されるについて解説しました。 今回はデータに絞って、どん... 2020.07.30 出願欧州特許実務
出願 技術的とは?数学的方法・人工知能編 以前の記事「ソフトウェア関連発明がEPOで越えなければならない2つのハードル」でソフトウェア関連発明の「どんな特徴が技術的と判断されるかについてはまた別の機会に解説したいと思います」とアナウンスした通り技術的特徴ついて解説します。 今回はソ... 2020.07.24 出願欧州特許実務
出願 今月からパリルートの欧州特許出願ではDASコードが必要になります 欧州特許庁はこれまで日本の優先権書類がWIPOのDigital Access Service (以下「DAS」)から入手できない場合であっても、無料で日本の優先権書類を入手し包袋に含めるというサービスを提供していました(ガイドラインA-II... 2020.07.08 出願欧州特許実務
出願 欧州では機能のみの特定で抗体発明の特許を取得できます 日本では抗体発明に関する特許出願をした場合、審査過程で6つのCDR配列および場合によってはフレームワークもクレームで特定することが通常求められます。このため例えば「抗原Xに対する抗体」というふうに抗体の構造を特定することなく抗体の機能だけの... 2020.06.25 出願欧州特許実務
出願 クレームの主題では無い有体物を引用した特定はしないほうがよいです 日本では「エンジンの場所Xに配置されることを特徴とするシリンダヘッド」のようにクレームの主題(subject matter)ではない有体物を引用して発明を特定することがあります。 欧州ではこのような特定方法は外的有体物の引用による特定(De... 2020.06.19 出願欧州特許実務
出願 欧州向け出願のクレームには符号を付したほうが良いです 日本の実務では例えば「固定手段(13,14)」のようにクレームに図面で用いられる符号を付すということは一般的ではありません。一方で欧州ではクレームに符号を付すのが一般的です。この実務の根拠となるのがEPC規則43条(7)です。 EPC規則4... 2020.05.06 出願欧州特許実務
出願 欧州では官能評価に基づく効果は言ったもん勝ちです 食品特許の分野では発明の効果を示すための実施例で人間の感覚に基づく官能評価がよく用いられます。しかし日本ではトマト含有飲料事件以降、官能評価に対して評価方法の合理性など厳しめの要件が求められるようになり、官能評価を用いるためのハードルがあが... 2020.04.28 出願欧州特許実務
出願 欧州向けのクレームでは略○○といった表現を避けたほうがよいです 日本でのクレームでは例えば略平行というように略○○といった表現がよく用いられます。 これは完全な平行だけでなく一定の誤差範囲内の実質的な平行も権利範囲に含ませることを意図したものだと思われます。しかしこの略○○といった表現は欧州では以下の3... 2019.10.23 出願欧州特許実務
出願 欧州では発明の課題を謙虚にした方がよいです 明細書における発明の課題の記載には発明者の発明に対する情熱が反映されやすいので、壮大になりがちです。 しかし欧州での権利化を想定している場合には明細書における発明の課題の記載はサポート要件の観点から謙虚したほうがよいです。 2019.09.22 出願欧州特許実務
出願 PCT出願の英訳明細書には段落番号を付けたほうがよいです PCT出願の和文明細書を作成する際にはWIPO指定の共通出願様式により通常段落番号を付します。しかしPCT出願の各国移行の際に必要になる翻訳文(英文)ではこの段落番号を付す必要がありません。このため各国移行時には段落番号が付されていない翻訳... 2019.04.11 出願
出願 ドイツおよび欧州におけるクレームの形式的要件の比較 ドイツ特許庁および欧州特許庁におけるクレームの形式的要件を表にまとめてみました。 ドイツには1独立クレーム/1カテゴリーの原則がないので欧州と比較して柔軟なクレームドラフトが可能です。 2019.03.29 出願
出願 EPOガイドライン G-II, 3.6.3「データ検索、フォーマットおよび構造」の和訳 3.6.3 データ検索、フォーマットおよび構造媒体上に、または電磁的搬送波として具体化されたコンピュータで実行されるデータ構造またはデータフォーマットは、全体として技術的特徴を有し、したがってEPC52条(1)の意味における発明である。デー... 2019.02.08 出願欧州特許実務
ドイツ特許実務 うっかりドイツ国内移行の期限を徒過してしまった場合の措置 PCT出願のドイツ国内移行の期限は優先日から30ヶ月です。この移行期限をうっかり徒過してしまったけれどもやっぱりドイツでの権利が欲しいという場合には以下の手段が考えられます。 1.欧州特許庁への移行 欧州特許庁への移行期限は優先日から31ヶ... 2019.02.04 ドイツ特許実務出願