PCT出願を欧州へ移行したものの、PCT出願時の書面が欧州特許庁実務を十分に踏まえた内容になっておらず、権利化に苦労した、あるいは権利化を断念せざるを得なかったという経験をした方は少なくないかと思います。
その大きな理由の一つは、欧州特許庁が補正による新規事項追加を極めて厳格に判断する点にあります。そのため、欧州実務を想定せずに作成されたPCT出願書面を、後から欧州実務に適合する形へ修正することは、実務上きわめて難しい場合が多いです。
このような事情から、PCT出願前に欧州代理人によるレビューを受けることが有効なケースは多くあります。しかし欧州代理人によるレビューは英語版PCT出願書面を前提とすることが一般的であり、日本語段階で欧州実務を踏まえた見直しを受けることは一般的ではありません。
そこで弊所では、日本語PCT出願書面の段階で、欧州実務上問題となりやすい表現、クレーム構成、記載要件、将来の補正のしやすさなどを意識して書面を確認し、必要に応じて修正案をご提案するサービスを提供します。
本サービスをご利用いただくことで、欧州段階で不利となり得る要素をできる限り事前に抑え、結果としてのコスト削減を図ることが可能です。
サービス内容
・日本語PCT出願書面のレビュー
・欧州実務の観点からのコメント
・必要に応じて修正案作成
費用
一律1500€
納期
2~4週間
特にお勧めのケース
本サービスは、特に次のようなケースで有用です。これらの分野・事情では、日本と欧州とで実務上の考え方に大きな差があり、PCT出願時の不備が後の欧州特許庁における権利化過程で致命的な問題となることがあります。
・自己衝突が生じるおそれがある場合(過去の記事「かなり悩ましい自己衝突という問題」をご参照ください)
・優先権の有効性に懸念がある場合(過去の記事「日本人が知らない、けれども知らないと致命傷を負うパリ優先における「最初の出願」」をご参照ください)
・ソフトウェア関連発明(過去の記事「ソフトウェア関連発明がEPOで越えなければならない2つのハードル」をご参照ください)
・抗体医薬発明(過去の記事「EPOのガイドラインに基づく抗体の特定方法」をご参照ください)
当該サービスにご興味がございましたら是非ともお気軽にご相談ください。
