欧州特許実務 イギリスでの維持年金が2026年4月1日から約30%値上げされます イギリス特許庁は2026年2月9日にイギリス特許庁における庁費用の値上げを公表しました。その値上げの一環としてイギリスにおける維持年金が何と約30%も値上げされます。値上げ後のイギリスの維持年金は以下の通りで(カッコ内は現在の料金)。5年目... 2026.02.12 欧州特許実務
欧州特許実務 EPOにおける数値範囲の選択発明の新規性の判断基準が変わります 欧州特許庁のこれまでのガイドラインではT261/15を参照し、数値範囲の選択発明は以下の2つの要件a)およびb)を満たせは新規性が認められるとされていました(ガイドラインG, VI-7参照)。a)選択されたサブレンジが、既知の範囲と比べて「... 2026.02.12 欧州特許実務
欧州特許実務 EPOでは好ましい実施形態を除く「除くクレーム」が可能です 欧州特許庁は以下の例1のように出願書面に開示されていない特徴を除く「除くクレーム」(undisclosed disclaimer)の導入に非常に高いハードルを課しています(過去の記事「欧州で導入が許されるディスクレーマ3種」をご参照ください... 2026.01.30 欧州特許実務
欧州特許実務 「前の出願の優先期間は過ぎたけれどまだ公開されていないからとりあえず出願」は国内出願でなく直接PCT出願または外国出願とした方が良いです 日本では前の出願の優先期間は過ぎてしまったけれど、もっと発明を充実させた出願がしたい、または外国での権利化を視野に入れたいという場合、前の出願がまだ未公開であれば、とりあえず日本で後の出願がされると思います。日本でこの戦略がうまくいくのはい... 2026.01.17 欧州特許実務
欧州特許実務 PCT出願のクレーム数が少ない場合は欧州移行時に従属クレームを追加したほうが良いです 日本からのPCT出願の欧州移行案件の中にはクレーム数が例えば3~5程度と少ない出願が散見されます。しかしクレーム数が少ないまま欧州移行をした場合、過去の記事「欧州向け出願ではクレーム数を多くしたほうがよいです」で説明した「拒絶理由が小出しに... 2026.01.15 欧州特許実務
欧州特許実務 欧州特許庁、手続料金の値上げを公表 2026年版 欧州特許庁は2025年12月のOfficial Journalで2026年4月1日から手続料金を引き上げることを公表しました。主な料金の改定は以下の通りです(カッコ内は旧料金)。クレーム料16クレームから1クレームごとに290ユーロ(275... 2026.01.11 欧州特許実務
欧州特許実務 UPCはProblem Solution Approachを捨てました 以前の記事「UPCはProblem Solution Approachを捨てたか?」そして「UPCはProblem Solution Approachとよりを戻したか?」では統一特許裁判所の第一審裁判所の判決を紹介し、統一特許裁判所における... 2026.01.03 欧州特許実務
欧州特許実務 欧州特許庁のクラウド型プラットフォーム「MyEPO」について 欧州特許庁(EPO)は現在、デジタルトランスフォーメーション(DX)を急速に進めています。従来のオンプレミス型ツールから、MyEPOという名称のクラウド型プラットフォームへの移行が完了しつつあります。MyEPOには以下の「MyEPO Por... 2025.11.28 欧州特許実務
欧州特許実務 出願当初書面から導き出せない効果については実験データの後出しができません 欧州特許庁では発明の技術的効果を示す実験データの後出しが比較的簡単に認められます。しかし実験データの後出しは常に認められるわけではありません。例えば後出し実験データによって立証しようとする効果が明細書に一切開示されていない場合などは、実験デ... 2025.11.03 欧州特許実務
欧州特許実務 Converging alternativesの組合せは新規事項追加となりにくいです 以前の記事「日本の実務家がしがちな欧州での危険な補正の形態4つ」では以下のような2以上の選択肢のリストから開示されていない組合せを選択する補正はSingling Outとして新規事項の追加と判断されるとしました。例1補正前クレーム1: a... 2025.10.31 欧州特許実務
欧州特許実務 効果は有ると断言しないと実験データの後出しが認められません 効果を立証する実験データが揃っていない状況において特許出願をする場合、「本願発明のXXはYYといった効果を有する」という風に断言することに抵抗を持つ出願人がいます。このような場合「本願発明のXXはYYといった効果を有する可能性がある」等の断... 2025.10.20 欧州特許実務
欧州特許実務 ソフトウエア関連発明で「処理効率の向上」が技術的効果として認められる場合 欧州特許庁におけるソフトウエア関連発明の進歩性の議論では、主文献との差異的特徴に技術的効果があるか否かが進歩性を確立する上で重要になります(過去の記事「ソフトウェア関連発明がEPOで越えなければならない2つのハードル」をご参照ください)。こ... 2025.10.14 欧州特許実務
欧州特許実務 PCT経由の欧州特許出願の審査請求期限はEESRから6月ではありません PCT経由の欧州特許出願の審査請求期限は、以下のEPC規則159条(1)(f)で定められているようにEPC規則70条(1)で定める規則が既に経過した場合は、欧州移行時となります。Rule 159(1)In respect of an int... 2025.09.30 欧州特許実務
欧州特許実務 EPOで課題が「単なる代替物の提供」であっても進歩性が認められる場合 欧州特許庁では進歩性の議論において客観的技術的課題が単なる代替物の提供と認定されてしまう場合があります(客観的技術的課題って何?という方は過去の記事「Problem Solution Approachの3つのステップ」をご参照ください)。客... 2025.09.25 欧州特許実務