ドイツ特許庁の審査部による拒絶理由通知に対する応答期間は、通常4ヶ月です。しかし、例えば、精査すべき文献の量が膨大だったり、追加実験が求められることなどにより応答に時間を要すると審査官が判断した場合、審査官の職権で最高で12ヶ月の応答期間が設定されます(例えばドイツ審査基準、チャプター3.5参
照)。
このように、4ヶ月よりも長い応答期間を有する拒絶理由通知は、応答に時間を要すると審査官が判断したものらしいのですが、中には「なぜこの簡単な拒絶理由通知に対してこんなに長い応答期間が?」と首を傾げたくなる案件も散見されます。あるドイツ弁理士によると、拒絶理由通知の発送まで審査官の都合で時間がかかってしまった場合、出願人に短い応答期間を設定する後ろめたさから、審査官は長い応答期間を設定するそうです。
確かにそのような傾向があるがあるようにも思えます。真偽のほどは定かではありませんが。。。
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