先日の記事「ロンドン中央部が担当するはずだった事件の割当てが正式に決定しました 」で、UPCのロンドンにおける中央部が担当するはずであったIPCセクションA(生活必需品)がパリの中央部に、そしてIPCセクションC(化学、冶金)がミュンヘンの中央部に割り当てられることが公表されたことを紹介しました。
これに続き2023年5月18日のイタリア政府のプレスリリースにより、イタリア政府がフランスおよびドイツとイタリアのミラノにUPCの第3の中央部を設立することに同意したことを公表しました。
イタリア政府によるプレスリリースの部分和訳が以下の通りです。
イタリア政府は、統一特許裁判所(UPC)の中央部をミラノに設置することにフランス、ドイツと合意しました。この合意は、イタリア外務省および司法省がイタリアのために交渉したもので、次回の管理委員会で統一特許裁判所の他の加盟国に提出され、正式に決定される予定です。これは、イタリアとロンバルディアの首都にとって重要な結果であり、UPC加盟国による政治的選択およびイタリアによる政治・外交活動の努力の結果です。ミラノの中央部は、UPCに加盟しているすべての欧州諸国からの、イタリアのアントレプレナー制度に関連する分野の重要な欧州単一効特許について判断を下します。
一方でミラノの中央部にどのIPCセクションが割り振られるかは不明です。
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