ポーランドにおける委任状には社長のサインが必要です

ポーランドで出願またはポーランドに欧州特許を有効化(Validation)する際には、委任状による代理人の指定が求められます(「PCT出願の手引き-国内段階-国内編-PL」参照)。ここで注意すべきは誰が委任状にサインをするかです。

ポーランド特許庁の非公式のアナウンスによると委任状が以下の人物によってサインされている場合は、追加書面を要求することなく委任状を受理するとのことです。

権利者が会社の場合
 ・社長 (President)
 ・会長 (Chairman)
 ・副社長 (Vice President)
 ・役員 (Board Member, Member of Executive Board)
 ・CEO

権利者が大学の場合
 ・学長 (Chancellor, Rector, Provost)

これ以外の人物がサインした委任状を提出すると、当該人物が組織の代理権を有することを証明する書面の原本の提出が求められます。

ポーランド以外に委任状にこのような厳しい要件を定めているEPC加盟国は私の知る限りではありません。

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