日本弁理士会の統計によると2011年に欧州で働く(欧州の事務所を主たる事務所とする)日本弁理士の数は12人であったのに対し、2012年では18人(前年比50%増!?なにがあった!?)、2013年では19人(前年比5.5%増)2014年では27人(前年比42%増!?どうした!?)となっています。ここ3年足らずで欧州で働く日本弁理士の数が2倍以上になったことが分かります。
また日本弁理士以外でも日本語を母国語とする欧州弁理士の数も増えてきていることを実感します。その中には日本語、英語だけでなく、ドイツ語、フランス語にも堪能な方々も含まれます。さらに欧州の特許事務所でパラリーガルとして働く日本人の数も増えていると思います。
一方で日本からの欧州特許出願の件数は2008年をピークに横ばいとなっています。
これまで欧州における知財人材市場では日本語ができ実務ができるだけで優位性を保つことができましたが、これらのデータはこれまでとは別世界の幕開けを予感させます。環境の変化に取り残されぬようより一層自己研鑽に励みたいと思います。
コメント