ＥＰＯにおける審査迅速化の手段として、ＰＡＣＥの他にＰＰＨが利用されることが多いです。
ＥＰＯへの日本国出願の国内段階審査結果を利用したＰＰＨ申請の要件をまとめてみました。
１．前提
・対応日本出願が存在すること
・対応日本出願がＪＰＯにより特許可能と示された少なくとも一の請求項を有していること
・ＥＰＯにおいて審査が開始されていないこと
２．手続的要件
・欧州出願の請求項は、日本出願の特許可能と示された請求項に十分に対応しているか、十分に対応するように補正されていること
・申請書の提出
http://documents.epo.org/projects/babylon/eponet.nsf/0/53E678849EBFAF28C12574D0003253F3/$File/1009_JP_form_edit_01_12.pdf
・全てのオフィスアクションの写し及び翻訳文の提出
・対応日本出願の特許可能と示された請求項の写し及び翻訳文の提出
・オフィスアクションで引用された特許文献以外の文献の提出
３．費用
・庁費用はかかりません。
４．効果
・ＰＡＣＥの下、早期に手続がなされる。
＜参考サイトhttp://www.jpo.go.jp/cgi/link.cgi?url=/torikumi/t_torikumi/patent_highway.htm＞
コメント