指示書「PCT出願の欧州移行お願いね。移行時にクレームの補正もお願いね。」
弊所「というわけで欧州特許庁さん、補正後のクレームで調査をお願いやで」
調査報告①「出願時のクレーム1は、うんたらかんたら」
弊所「ファッ!?補正後のクレームじゃなくて、出願時のクレームに基づいて調査しとるやんけ。欧州特許庁に電話かけたろ」
弊所「欧州特許庁さん、移行時にお願いした通り補正後のクレームでもう一回調査をしてくれへんやろか?たのんます(ボッタクリ価格の調査料金徴収しとるんやからこんなポカミスすんなや!)」
欧州特許庁「はぁ、面倒くさいなぁ(大変申し訳ございません。すぐに補正後のクレームに基づいた新たな調査報告②を発行しますので少々お待ち下さい)」
調査報告②「出願時のクレーム1は、うんたらかんたら」
弊所「うせやろ。。?」
解説
移行時に補正後のクレームに基づく調査を申請したにも関わらず欧州特許庁のミスで出願時のクレームに基づく調査がなされた案件です。一度間違うだけならまだしも、電話で抗議をした後にも出願時のクレームに基づいた調査報告が発行されたときには、意図的に挑発されているのかと思いました。結局もう一度新たな調査報告の発行を求めたとしても、次に正しい調査報告を得られるか否かは定かでなく、悪戯に時間をかけてしまうだけど判断し、抗議を含んだ意見書を提出する形で、調査報告に応答しました。
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