UPCでのOpt Out申請に電子IDが必要になります

欧州単一特許制度についてよくあるQ&A」でOpt OutはUPCのCase Management Systemから申請できることを紹介しました。

このCase Management System(CMS)、これまでメールアドレスさえあれば本人承認無しでアカウントの作成できてしまうため、無権限の第三者による悪意のOpt Out申請を助長するとしてかなり批判されていました。

この批判に応じてかUPCの準備委員は2022年9月よりCMSのログインに電子ID証明が必要になることを公表しました。

このCMSのログインに求められる電子ID証明は、「eIDAS」とも呼ばれEU Regulation No. 910/2014に準拠している必要があります。したがってUPCのCMSの利用者は今後ログインのためにこの電子ID証明を取得しなければなりません。

このEU Regulation No. 910/2014に準拠した電子ID証明を提供するプロバイダのリストは以下の欧州委員会のサイトに公開されています。
https://esignature.ec.europa.eu/efda/tl-browser/#/screen/home

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