欧州特許実務

欧州でダミーで異議申立てをすることのデメリット

欧州特許庁において自らの名前をバラさずに異議を申し立てたい場合には、代理人名義で異議を申し立てたり、Strawman Limitedのような名義貸しサービス会社を利用して異議を申し立てることがあります。 このようにダミーで異議を申し立てた場...
ニュース・コラム

日本人の弁理士・特許弁護士が在籍する米国の特許事務所リスト

日本国弁理士、日本人の米国弁理士または特許弁護士が在籍する米国の特許・法律事務所のリストです。
出願

欧州では発明の課題を謙虚にした方がよいです

明細書における発明の課題の記載には発明者の発明に対する情熱が反映されやすいので、壮大になりがちです。 しかし欧州での権利化を想定している場合には明細書における発明の課題の記載はサポート要件の観点から謙虚したほうがよいです。
ドイツ特許実務

欧州特許庁およびドイツ特許庁における出願から査定までの期間の目安

欧州特許庁およびドイツ特許庁における出願から査定までの期間の目安を図で表してみました。
各国制度

EPC規則71条(3)のクレーム仏訳でミスがあっても無償の通常実施権が発生することはありません

先日の記事「EPOでのクレームの独・仏訳は機械翻訳でも問題ありません」でEPC規則71条(3)の対応時に提出するクレームは機械翻訳でも実質的なデメリットがないと説明しました。 これに対して読者の方から 「フランスはEPC70条(4)(b)を...
ドイツ特許実務

ドイツではクレームの明確性は拒絶理由ではありません

日本特許法の36条6項2号、3号に対応する欧州特許条約(EPC)の84条ではクレームの明確性について以下のように定めています。 EPC84条 クレーム クレームには、保護が求められている事項を明示する。クレームは、明確かつ簡潔に記載し、明細...
ニュース・コラム

組織に属しながらのリモートワークに必要な6つのスキル

昨年に引き続き今年も7月中旬~9月中旬まで日本に滞在しながらリモートワークをしています。 リモートワークも二度目となってくると物理的に会社に勤務するオフィスワークと比較してどのようなデメリットがあるか、そしてそのデメリットを補うにはどのよう...
ドイツ特許実務

ドイツのPbPクレームの解釈では物同一説が採用されることがよくわかる最高裁判決

ドイツではプロダクトバイプロセスクレーム(以下PbPクレーム)の解釈に審査時も侵害判断時も物同一説を採用します。今回はこの物同一説の考えがよく表れた侵害事件におけるドイツ最高裁(BGH)の判決(事件名:Kochgefäß、ケース番号:X Z...
ニュース・コラム

【2019年】出没予報【10月】

2019年10月の私長谷川の日本での出没予報(仮)です。
セミナー案内

[名古屋]日・米・欧合同セミナーで講師を務めます[9/12]

この度、日・米・欧の3事務所による合同主催のセミナーで私長谷川が講師を務めさせて頂くことになりました。 セミナーの案内は以下の通りです。 受講者の方々にとって有意義な情報および時間を提供できるよう努めますよろしくお願いいたします。 皆様どう...
欧州特許実務

EPOでは新たな従属クレームを追加する補正はあまり意味がありません

欧州特許出願のOA対応でクレーム1は補正せず、新たな従属クレームを追加する補正の指示を受けることがあります。これは補正無しのクレーム1の特許性が認められなかった際には新たに追加した従属クレームの審査してもらうことを期待した指示だと思われます...
ニュース・コラム

ノウハウを開示したほうがよい3つの理由

我々弁理士のような専門職にとって仕事のノウハウは飯のタネです。したがってこのようなノウハウは秘匿し、自らの競争力を確保すべきである考えもあります。しかし私個人的にはこのようなノウハウは積極的に開示すべきであると思っています。事実、本ブログで...
セミナー案内

[大阪]関西特許研究会主催の研修で講師を務めます[9/11]

この度、関西特許研究会主催の研修で私長谷川が講師を務めさせて頂くことになりました。 研修の概要は以下の通りです。   ・演題:「低コストに欧州特許を取得するには」「欧州向けクレームドラフト術」 ・日時:2019年9月11日(水) 18:30...
セミナー案内

[大阪]弁理士会関西会主催の研修で講師を務めます[9/10]

この度、日本弁理士会関西会主催の研修で私長谷川が講師を務めさせて頂くことになりました。 研修の概要は以下の通りです。  ・演題:EPOにおける異議申立と審判手続・日時:2019年9月10日(火) 14:00~17:00・場所:弁理士会関西会...