ニュース・コラム

書籍の宣伝

知財とは関係ありませんが、このたび私が翻訳のお手伝いをした書籍が出版されましたので宣伝させて頂きます。この作品では、古典的生物学から最新のバイオテクノロジまでかなり網羅的に、そして豊富な図面を参照しながら分りやすく説明されています。一方でバ...
ドイツでの就職活動

ドイツの特許事務所で働く日本人に求められる6つスキル

以前の記事で、ドイツの事務所で働く日本人に求められる人格的な資質(どちらかというとハード面)について説明しました。今回は、私の偏見と独断でチョイスしたドイツの事務所で働く日本人に求められるスキル(どちらかというとソフト面)ベスト6について述...
ドイツ特許実務

日本とドイツの実用新案制度の比較

日本の実用新案制度とドイツの実用新案制度との共通点および相違点を表にまとめてみました。
ドイツ特許実務

ドイツ実用新案の庁費用

・電子出願費用: 30EUR・紙出願費用: 40EUR・調査費用(任意): 250EUR・3年経過後の維持年金: 210EUR・6年経過後の維持年金: 350EUR・8年経過後の維持年金: 510EUR・取消申請: 300EUR<参考サイト...
出願

分割出願の時期的要件(欧州)

2014年4月1日から分割出願の時期的要件であった24月の縛りが削除されたため、出願が継続中であればいつでも分割出願をすることができるようになりました(EPC規則36条(1))。ここで「出願が係属中」とは、・特許査定がなされた場合は、欧州特...
その他

EPOおよびドイツの法令集(言語別)

・ドイツ特許法条文日本語(2013年改正版)英語(2013年改正版)ドイツ語(2013年改正版)・ドイツ特許規則条文日本語(2012年改正版)ドイツ語(2012年改正版)・ドイツ特許審査基準英語ドイツ語・ドイツ実用新案法条文日本語(1994...
ドイツでの就職活動

弁理士資格の価値(ドイツ編)

日本では時に足の裏についたご飯つぶ(取っても食えない)と揶揄される弁理士資格ですが、ドイツでは、弁理士資格を取っておいて良かったと思う場面が多々あります。以下、私がドイツにおいて弁理士の価値を実感した点を列挙したいと思います。1.知名度が高...
欧州特許実務

日本と欧州の単一性の要件について

発明の単一性の判断の際に、発明が同一の特別な技術的特徴(STF:special technical feature)を有しているか否かを検討することは、日本と欧州で共通しています(日本特許法第37条、日本特許法施行規則25条の8;EPC82...
ドイツ特許実務

ドイツの早期審査申請(Beschleunigungsantrag)

欧州特許庁にはPPH以外にもPACEとよばれる早期審査プログラムが存在することは有名です。一方でドイツ特許庁でもPPH以外にBeschleunigungsantragと呼ばれる審査促進する手段が地味に存在しています(ドイツ審査基準3.3.2...
欧州特許実務

<欧州>早期審査以外の審査期間短縮手段 その3 EPC規則70条(2)の権利の放棄

1.EPC規則70条(2)の通知とは?EPC規則70条(2)の通知とは、出願時または移行時に審査請求が済まされた欧州特許出願において、拡張欧州調査報告書の送付の後暫くして出願人になされる審査継続の確認をする通知です(EPC規則70条(2))...
ドイツでの就職活動

ドイツの特許事務所で働く日本人に求められる4つの資質

先日読んだ「知財部での仕事に必要な資質って?」という非常によく書けた記事にインスパイアされ、私なりにドイツの特許事務所で必要な資質について考えてみました。以下、私の独断と偏見によって選出されたドイツの特許事務所で働く日本人に求められる4つの...
ドイツ特許実務

スイスタイプクレームの権利範囲

先日の記事「スイスタイプクレームが生まれそして消えた歴史的背景のまとめ」では、スイスタイプクレームは2009年から禁止されていることを説明しました。しかし当該禁止は遡及効がないため、2009年以前になされた出願および特許ではスイスタイプクレ...
ドイツ特許実務

オンライン包袋閲覧対象外の案件の包袋閲覧

先日の記事「ドイツのオンライン包袋閲覧の手順」で、オンライン包袋閲覧が可能なのは2013年1月21以降に付与された特許、登録実用新案および公開された出願のみであり、それ以外の特許や出願については対象外であることを説明しました。そうしたところ...
ニュース・コラム

スイスタイプクレームが生まれそして消えた歴史的背景のまとめ

欧州では、長年「疾患Xの治療用医薬を製造するための化合物の使用」という記載方法に特徴付けられたスイスタイプクレームというクレーム記載方法が用いられていました。しかし近年の新たな出願ではこのようなクレーム記載方法を見ることはありません。なぜこ...