新・日本人弁理士がドイツで何しているの?

2014の記事「日本弁理士がドイツで何してるの?」では当時の私がどんな仕事をしていたのかをまとめました。あれから6年以上が経ち所内での立場も機能も当時とは変化したことに伴い仕事内容の変化しました。そこで改めて現在の私の業務について以下にまとめます。

1.指導・育成

当時は自分が指導を受けながら実務をするのが主な仕事でしたが、今では指導および育成をする立場になりました。このため一日のうち多くの時間を弁理士候補生または特許技術者の指導そして弁理士候補生または特許技術者が作成した出願書面、コメント、OA対応書面のチェックに費やします。お客様の要望に応えながら、弁理士候補生または特許技術者の指導、育成をするということが如何に難しいことであるかを日々実感します。今更ながらですが私が弁理士としての仕事を始めたころの当時の上司の気苦労が少しわかった気がします。

2.新規顧客開拓

上述のように指導・育成がタスクに加わったことに伴いチームに十分な量の仕事を供給することも私のタスクの1つとなりました。このためチーム内の仕事が不足しないよう先手を打って継続的に新たな顧客を開拓しています。ただ新規顧客開拓といってもブログやセミナーを通じて事務所を紹介するだけで大した事はしていません。

3.係争対応

当時は主に中間対応が主な業務でしたが、今では異議、訴訟、ライセンシングといった係争関係の仕事が増えました。係争関係では特にクライアントとの意思疎通が重要になります。このため日本のお客様に係争関係サービスを日本語で提供できるということには大きな価値があると自分で思っています。

4.コンサルティング

ドイツでビジネスを展開する日本のお客様から知財の枠を超えて知財+労務、知財+税務、知財+マーケティング等の相談を受けることも増えました。これらの相談に対しては事務所内の専門家だけでは対応できないので、外部の専門家も交えたチームで対応しています。

5.リクルート

日本人のリクルートも大切なタスクの1つです。弊所では定期的に日本人を募集しているのですが単に求人情報を事務所のHPに掲載しただけでは中々日本人の求職者に届きません。そこでこのブログやSNSを介して積極的に情報を発信し、良いなと思った方には積極的にアプローチすることで事務所に合った方を採用できるよう腐心しています。

6.日本のお客様の顧客対応

お客様とのコミュニケーションがスムーズに進んでいる場合には基本的にあまり声がかからないのですが、日本のお客様との間でトラブルが生じた際にはお客様と事務所との双方から対応を求められます。分かりやすい例がお客様からのクレームに対する謝罪です。弊所のミスでお客様にご迷惑をおかけした際にはミスの原因を追究し、今後の対策を講じ、そしてそれらについて謝罪と共に丁寧に説明することでお客様にご納得いただけるように努めています。

まとめと今後の展望

このように以前は実務者としての仕事が大半を占めていましたが、現在ではチームをまとめる立場の仕事、タスクが増えました。自分で実務だけしてした時も楽しかったですが、今のようにチームをまとめる仕事にも面白さとやりがいを感じます。特に人材育成は社会的にも意義がある仕事だと思えるので、今後も注力していきたいです。お客様そしてチームのメンバーの両方が幸せになれるような環境を作り出すことが出来れば嬉しいです。

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