欧州特許実務

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欧州特許を受けた年次別の維持年金の合計額

上記グラフは、欧州特許をドイツ、フランス、イギリスで出願から20年間維持した際の欧州特許庁および各国特許庁に支払う年金の合計額を、出願から欧州特許までの期間別に示したものです。例えば、出願から4年目(4年次)に欧州特許を受けた場合は、20年...
欧州特許実務

Euro-PCT出願のページ費用(Page Fee)の計算方法

欧州特許庁では明細書、クレーム、図面、要約および書誌的事項(書誌的事項に関しては複数ページに及んでも1ページとしてカウントされます)のページ数の合計が35ページを超える場合は、35ページを超えるページごとに15ユーロ(2014年8月現在)の...
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パラメータ測定方法をクレームに追加することが求められたら(欧州)

欧州特許庁は、クレームがパラメータを含む場合、パラメータの測定方法をクレームに組み込むことを要求してくることで有名です。しかしパラメータの測定方法の記載は長かったり、まとめずらかったりしてクレームに組み込むことは容易ではありません。 この場...
出願

分割出願の時期的要件(欧州)

2014年4月1日から分割出願の時期的要件であった24月の縛りが削除されたため、出願が継続中であればいつでも分割出願をすることができるようになりました(EPC規則36条(1))。ここで「出願が係属中」とは、・特許査定がなされた場合は、欧州特...
欧州特許実務

日本と欧州の単一性の要件について

発明の単一性の判断の際に、発明が同一の特別な技術的特徴(STF:special technical feature)を有しているか否かを検討することは、日本と欧州で共通しています(日本特許法第37条、日本特許法施行規則25条の8;EPC82...
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<欧州>早期審査以外の審査期間短縮手段 その3 EPC規則70条(2)の権利の放棄

1.EPC規則70条(2)の通知とは?EPC規則70条(2)の通知とは、出願時または移行時に審査請求が済まされた欧州特許出願において、拡張欧州調査報告書の送付の後暫くして出願人になされる審査継続の確認をする通知です(EPC規則70条(2))...
ニュース・コラム

2013年の欧州特許出願数

欧州特許庁は、2013年の欧州出願数は265000以上であったと発表しました。これは、2012年(257700件)と比較して2.8%の増加となります。出願人の国籍、上位ベスト5は、以下の通りです(カッコ内は2012年と比較した変化率)。 1...
欧州特許実務

欧州特許庁の3つの提出場所と休日の関係

欧州特許庁に対しては、ミュンヘン本部以外でもベルリン支局およびハーグ支局でも応答書面等を提出することができます。このように書面の提出が可能な欧州特許庁のミュンヘン本部、ベルリン支局およびハーク支局は「欧州特許庁の提出場所」とも称されます。こ...
出願

追加費用ゼロで分割出願

12月20日の欧州特許庁のプレスリリースで第2世代目以降の分割出願にかかる追加費用の具体的額が発表されました。ここで、第2世代分割出願とは、原出願(親出願)の分割出願(子出願)の分割出願、すなわち「孫出願」を意味します。第2世代目以降の分割...
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国際出願番号からEsp@cenetで検索

欧州特許庁が提供する特許検索データベースEsp@cenetでは、公開番号だけでなく出願番号からでも文献を検索することが可能です。例えば国際出願番号がPCT/JP2001/XXXXXである文献は、Esp@cenetのNumber Search...
出願

分割出願における指定国

欧州特許庁における分割出願では、分割出願の出願時に、親出願において指定されているすべての締約国が分割出願においても指定されたものとみなされます(EPC76条(2))。逆にいうと、分割出願の出願時に、親出願において指定されていない締約国は、分...
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<欧州>早期審査以外の審査期間短縮手段 その2 Early Processing

1.Early Processingとは?PCT出願を欧州特許庁に早期移行した際、移行期限経過に先立って審査を開始させるための手段です。2.なぜEarly Processingが必要か?PCT出願の場合、欧州特許庁には、優先日から31ヶ月以...
ニュース・コラム

<フィクション>欧州統一特許のこれまでの歩みのまとめ

当記事はかなりの誇張および著者の偏見に基づいた部分がありますので真面目に読むことはお勧め致しません。あくまでフィクションとしてお読みください。 EU加盟国「今の欧州特許ってバリデーション手続きとか面倒で金かかりすぎるから、もうEU加盟国全体...
セミナー案内

無料欧州特許セミナーのご案内

日本での欧州特許セミナーのトピックおよび日程が決定致しましたのでご案内申し上げます。● トピック: 「低コストで欧州特許を取得するには」 主に欧州実務に則したクレームドラフティング、審査の促進化、欧州代理人との効率的なコレポンを通して、欧州...