欧州特許実務 <欧州>早期審査(PACE、PPH)以外の審査期間短縮手段 PCTルートで欧州特許庁に移行した場合、方式審査後、欧州補充調査報告前にEPC規則161条/162条の通知がなされ、補正をする機会が与えられます。 実は、このEPC規則161条/162条の通知を受ける権利というものは、任意で放棄することがで... 2013.08.21 欧州特許実務
欧州特許実務 プロブレムソルーションアプローチに基づいた進歩性主張の雛形 欧州特許庁では、進歩性の認定は厳格にプロブレムソルーションアプローチに基づいてなされます。このプロブレムソルーションアプローチは、請求項に記載されていない発明の課題や効果がかなり重視されるという点で、日本の進歩性の主張の実務とは少し異なりま... 2013.08.13 欧州特許実務
欧州特許実務 データで見る欧州特許庁におけるPPHの効果 欧州特許庁において審査の促進を図るための手段として特許審査ハイウェイ(PPH)申請があります。欧州特許庁におけるPPHが具体的にどの程度の効果があるのかを知るため、欧州特許庁におけるPPHの各種データについて調べてみました。 ・一発査定の確... 2013.08.05 欧州特許実務
欧州特許実務 各EPC加盟国におけるEP特許の維持状況の調査方法 まずは、欧州特許庁のホームページからPatentresisterのデータベースにアクセスします。そしてapplication number または publication numberの欄のいずれかに維持状況を調べたいEP特許の番号を入力し... 2013.07.25 欧州特許実務
欧州特許実務 欧州におけるパラメータ特許の取り扱い 欧州ではパラメータは不明確(EPC第84条)であるとして指摘される場合がよくあります。欧州では請求項が主にパラメータによって特徴付けられる場合、以下の要件を満たすことが求められるので注意が必要です。 1.当該パラメータ以外で発明を適切に特定... 2013.07.20 欧州特許実務
欧州特許実務 Espacentでの日本語特許公開公報の検索方法 欧州特許庁のEspacentは、世界中の公開特許公報が検索できたり、パテントファミリーの確認ができたりと、かなり便利なツールで日本でも多くの特許関係者が愛用していると思います。 Espacentでは、もちろん日本語公報も検索できます。日本語... 2013.06.23 欧州特許実務
出願 欧州特許庁による出願公開の対象となる書面(EPC153条(4)) 国際公開が欧州特許庁の公用語以外で行われた場合、欧州特許庁は公用語による翻訳文を公開します(EPC153条(4))。 ここで公開される翻訳文とは国際出願時の書面の翻訳文となります(Guide for applicants, Part 2参照... 2013.04.04 出願欧州特許実務
出願 指定国・拡張国料金(欧州) 欧州特許出願特有の料金である指定国・拡張国料金の納付期限および金額は以下の通りです。納付期限:・PCT経由の欧州特許出願(EURO-PCT出願)の場合 優先日から31ヶ月以内(移行期限内)(EPC規則159条) ・欧州特許庁に直接した欧州... 2013.02.15 出願欧州特許実務
欧州特許実務 匿名での情報提供および異議申立(欧州) 情報提供や異議申立では、自社の名前を出願人または権利者に知られてはマズい、または出来れば知られたくないと言った事情が存在することが多々あります。 情報提供は、欧州特許庁のHPから完全に匿名ですることができます。具体的には、欧州特許庁の情報... 2013.02.05 欧州特許実務異議申立・情報提供
欧州特許実務 EPOにおける数値範囲の新規性 請求項に記載された発明の数値範囲が、引用例の数値範囲に含まれ、かつ数値範囲以外の構成に差異がない場合、EPOは通常発明の新規性を否定してきます。 例: 請求項1:物質Xを3~5%含むアルミ合金 引用例:物質Xを1~8%含むアルミ合金 この場... 2013.01.17 欧州特許実務
出願 国際調査機関別EP出願のフロー 日本国特許庁を受理官庁として、英語でPCT出願した場合、国際調査機関を日本国特許庁および欧州特許庁から選択することができます。近年日本のお客様でも英語でPCT出願し、欧州特許庁を国際調査機関として選択される方が増えています。ここで注意すべき... 2013.01.07 出願欧州特許実務
欧州特許実務 欧州の拡大先願(EPC54条(3))における加盟国国内出願の取り扱い 欧州におけるいわゆる拡大先願(EPC54条(3))の適用は先の出願もEP出願である場合にのみ適用されます(過去記事参照)。 したがって、例えばEP出願のクレーム内容が、EP出願の日前にされた出願であってEP出願の日後に公開されたドイツ出願が... 2012.12.19 欧州特許実務
欧州特許実務 出願日別の拡大先願(EPC54条(3))の運用 EPC54条(3)の規定が、概ね日本の29条の2(拡大先願)と同様の規定であることは前回説明しました。 当該EPC54条(3)の運用は、後のEP出願の出願日によって異なり、対応手段も異なってくるので留意が必要です。1.「後のEP出願」の出願... 2012.12.11 欧州特許実務
欧州特許実務 医薬用途を有する化合物クレームの記載方式 通常のEPOの実務では、物の用途に新規性があっても物が公知であれば、物としての新規性は認められません。しかし、公知の物質又は組成物であっても、それが新規の治療方法又は診断方法(医薬用途)に用いられる場合、当該公知の物質又は組成物の用途を当該... 2012.11.29 欧州特許実務