ニュース・コラム

ここで敢えて欧州特許庁を推してみる

欧州特許庁における審査が「遅い、高い、厳しい」というイメージがすっかり定着してしまったせいか、近年日本の出願人には欧州特許庁の人気がありません。日本からの出願数は2012年から連続で減少しています(「日本から欧州特許庁への出願数の推移 20...
欧州特許実務

最新データに基づくEPOでの平均係属期間

欧州特許庁の2016年の年報に開示された以下の表によるとEESRを受け取るまでに5.1月、審査開始からIntention to grant (恐らくEPC規則71条(3)の通知)までの期間は23.3月となっています。これを(1)パリルートの...
欧州特許実務

ある企業が受けたEPOでの異議のリストを入手する

どの企業とどの企業とが特許関係で争っているかは第三者にとっても非常に興味深い情報です。しかし欧州各国裁判所によって公開されているデータベースにおいて「企業Aが企業Bに対して特許Xについて侵害訴訟を提起した」というような情報にアクセスするには...
欧州特許実務

欧州代理人費用を減らすためにできること OA対応時編

先日の記事「欧州代理人費用を減らすためにできること 依頼時編」では代理人費用を減らすために依頼時にできることについて列挙してみました。今回はOA対応時にできることを列挙します。1.補正のサポートを明示する補正のサポートを明示することは当たり...
セミナー案内

日本知的財産協会主催の研修で講師を務めます

この度、日本知的財産協会主催の2017年度の研修「欧州特許制度」の一部で私長谷川が講師を務めさせて頂くことになりました。研修の日程および概要は以下の通りです。関東:関西:より詳細な情報は以下のサイトをご参照ください。  ・Wグローバルコース...
欧州特許実務

欧州代理人費用を減らすためにできること 依頼時編

欧州における代理人費用が「hourly rate×欧州代理人の作業時間」と作業時間に依存することを踏まえ、欧州代理人の作業時間を減らすために日本側でできることについて検討してみました。まずは欧州代理人に出願の依頼をする際にできることを列挙し...
ドイツ特許実務

PCT出願のドイツ国内移行の依頼書の雛形

先日の「PCT出願のドイツ国内移行を依頼する際に必要な書面・情報」で説明した内容を踏まえたドイツ代理人への依頼書のひな形を作成しました。どうぞご自由にお使い下さい。【注意】本雛形はPCT出願のEPO移行の依頼書にも応用できます。ひな形に登場...
欧州特許実務

EPOのRegisterはいつアップデートされる?

欧州特許庁のRegisterではOAや提出書面を閲覧できるので大変便利です。しかしOAや提出書面がRegisterで閲覧可能となるまでには以下のタイムラグが存在するので注意が必要です。1.OA(欧州特許庁が発行する書面)Registerで閲...
ドイツ特許実務

PCT出願のドイツ国内移行を依頼する際に必要な書面・情報

日本からPCT出願のドイツ国内移行の依頼をドイツ代理人にする際には以下の書面および情報が必要になります。・PCT出願書面の英訳または独訳(PCT22条)PCTルートの場合は移行期限(優先日から30ヶ月)までにドイツ語書面を準備しなければなり...
ドイツ特許実務

パリルートでのドイツ特許出願の依頼書の雛形

先日の「パリルートでドイツ特許出願を依頼する際に必要な書面・情報」で説明した内容を踏まえたドイツ特許出願の現地代理人への依頼書のひな形を作成しました。どうぞご自由にお使い下さい。【注意】本雛形はパリルートの欧州特許出願の依頼書にも応用できま...
欧州特許実務

欧州特許庁、2016年の審判部の年報を公表

欧州特許庁における審判部(Boards of Appeal)の2016年のAnnual reportが公開されました。以下にAnnual Report に公開された審査部の決定に対するAppeal(日本の拒絶査定不服審判に対応)の結果および...
判決

G1/15により新たに部分優先が認められるようになった例

先日の「Poisonous Divisionalは解毒された?続報」でも説明しましたが2017年2月1日に判決文が公開された拡大審判部の判決G1/15によりこれまで採用されていたG2/98に基づく部分優先の判断基準が緩和されました。以下に以...
ドイツ特許実務

ドイツ特許庁、2016年の統計を公表

ドイツ特許庁がプレスリリースを通して2016年の統計を公表しました。プレスリリースによると2016年にドイツ特許庁に対してなされた特許出願の件数は67898件と、2015年の特許出願の数(66889件)と比較して1.5%の増加となりました。...
ドイツ特許実務

パリルートでドイツ特許出願を依頼する際に必要な書面・情報

日本からパリルートでドイツ特許出願の依頼をドイツ代理人にする際には以下の書面および情報が必要になります。・クレーム、明細書、図面および要約を含む出願書面(ドイツ特許法34条、36条) 外国語(日本語、英語等)で出願することもできますがドイツ...