ドイツ特許実務 特許権に基づく損害賠償請求権の消滅時効(ドイツ) ドイツにおける特許権に基づく損害賠償請求権の時効は以下の通りです。 ・損害賠償請求権が生じ、特許権者が債務者を知りまたは知るべきであったときから3年 ・損害賠償請求権が生じたときから10年、および ・侵害行為から30年、 のうち早く満了する... 2015.02.16 ドイツ特許実務
ニュース・コラム 効率的に働くための工夫 ドイツであっても弁理士の主業務は書面作成です。しかし日本人である私にとって外国語である英語またはドイツ語で応答書面やコメントを作成することはやはり容易ではありません。このためドイツ人の同僚達と同じ仕事の進め方をしていたのでは仕事の効率では到... 2015.02.02 ニュース・コラム
欧州特許実務 過去問から学ぶ欧州特許実務①の回答 欧州特許弁理士試験の過去問から学ぶ欧州特許実務①の解答1.欧州特許出願EP-Xに関して出願日の認定を受けるには、出願費用(filingfee)を納付することが必要である。解答:誤解説:出願日の認定にはいかなる費用の納付も求められない(EPC... 2015.01.28 欧州特許実務
欧州特許実務 欧州特許弁理士試験の過去問から学ぶ欧州特許実務① アイルランドの国民でありダブリンに住居を有するブラウンさんが自己の発明X-1について保護を受けたいと考えている。明日2015年1月27日、ブラウンさんは発明X-1について公の記者会見で初めて公開する予定である。このためブラウンさんは発明X-... 2015.01.26 欧州特許実務
出願 維持年金納付の時期的要件(欧州) 欧州特許庁では、出願日から3年目の各年度から特許の付与が公報に公告された年まで維持年金を納付しなければなりません(EPC86条)。維持年金は、出願日の対応日が属する月の末日(満了日)までに支払わなければなりません(EPC規則51条(1))。... 2015.01.19 出願欧州特許実務
出願 分割出願が原出願の記載範囲を超えたら【欧州】 日本では分割出願が原出願の記載範囲を超えてしまった(新規事項を追加した)場合は、出願日の遡及効が認められず、独立した別の出願として取り扱われます。したがって出願が他の特許要件を満たせば(実際は原出願が邪魔をして困難ですが)特許が付与されます... 2015.01.12 出願欧州特許実務
研究 データでみる日・欧・独弁理士の仕事量 弁理士総数 日:10369人欧:11227人独:3661人弁理士1人辺りの年間出願件数(2013年総出願数/弁理士数)日:約32件欧:約13件独:約17件弁理士1人辺りの年間国内出願件数(2013年国内出願数/弁理士数)日:約26件欧:約6... 2014.12.15 研究
欧州特許実務 方法クレーム中の用途限定の解釈(欧州) 先日の記事ではドイツでは方法クレーム中の用途限定は原則発明を限定しないと説明しました。ところが欧州特許庁では方法クレーム中の用途限定は発明を限定すると解釈される傾向にあります。例えば審決T848/93によると、「プリント板上の錫または錫-鉛... 2014.11.19 欧州特許実務
ドイツ特許実務 方法クレーム中の用途限定の解釈(ドイツ) 日本では方法クレーム中の手段が同じであっても用途が異なれば、異なる発明と解釈されることがあります。 例えば、平成25年行ケ第10255号審決取消請求事件では、「芝草の密度,均一性及び緑度を改良するための」方法に関するクレームは、引用文献に示... 2014.11.10 ドイツ特許実務
ドイツでの就職活動 欧州における日本弁理士の数の推移 日本弁理士会の統計によると2011年に欧州で働く(欧州の事務所を主たる事務所とする)日本弁理士の数は12人であったのに対し、2012年では18人(前年比50%増!?なにがあった!?)、2013年では19人(前年比5.5%増)2014年では2... 2014.11.02 ドイツでの就職活動研究
セミナー案内 【名古屋】無料欧州特許セミナーのご案内【11/17】 次回の日本での欧州特許セミナーのトピックおよび日程が決定致しましたのでご案内申し上げます。今回は初の名古屋での開催となります。本セミナーは高評判だった2014年2月17日に東京で開催した欧州特許セミナーと同じ内容です。● トピック: 「欧州... 2014.10.17 セミナー案内
欧州特許実務 Validationの庁費用一覧 EPC加盟国・拡張国のValidationの庁費用をまとめてみました。Validationには庁費用の他に現地代理人費用および場合によっては翻訳費用が掛かります。参考サイト: 2014.10.13 欧州特許実務
欧州特許実務 特許出願日と同日に公知になったら(欧州編) 日本特許法29条1項では「特許出願前」に公知の発明については特許を受けられないことが規定されています。日本特許法29条1項では「特許出願の日前」でななく「特許出願前」という文言が用いられているため、公知になった時、分についても問題になります... 2014.10.06 欧州特許実務
欧州特許実務 欧州特許を受けた年次別の維持年金の合計額 上記グラフは、欧州特許をドイツ、フランス、イギリスで出願から20年間維持した際の欧州特許庁および各国特許庁に支払う年金の合計額を、出願から欧州特許までの期間別に示したものです。例えば、出願から4年目(4年次)に欧州特許を受けた場合は、20年... 2014.09.22 欧州特許実務