ドイツ特許実務

ドイツのオンライン包袋閲覧の手順

以前の記事でドイツ特許庁でもオンライン包袋閲覧が可能になったことを説明しました。今日は、ドイツ特許庁におけるオンライン包袋閲覧の具体的手順について説明したいと思います。1.まずは、ドイツ特許庁のホームページからドイツ特許のPatentres...
ニュース・コラム

2013年の欧州特許出願数

欧州特許庁は、2013年の欧州出願数は265000以上であったと発表しました。これは、2012年(257700件)と比較して2.8%の増加となります。出願人の国籍、上位ベスト5は、以下の通りです(カッコ内は2012年と比較した変化率)。 1...
欧州特許実務

欧州特許庁の3つの提出場所と休日の関係

欧州特許庁に対しては、ミュンヘン本部以外でもベルリン支局およびハーグ支局でも応答書面等を提出することができます。このように書面の提出が可能な欧州特許庁のミュンヘン本部、ベルリン支局およびハーク支局は「欧州特許庁の提出場所」とも称されます。こ...
出願

追加費用ゼロで分割出願

12月20日の欧州特許庁のプレスリリースで第2世代目以降の分割出願にかかる追加費用の具体的額が発表されました。ここで、第2世代分割出願とは、原出願(親出願)の分割出願(子出願)の分割出願、すなわち「孫出願」を意味します。第2世代目以降の分割...
ニュース・コラム

日本弁理士がドイツで何してるの?

ドイツで働き始めてから「日本弁理士がドイツでどんな仕事をしているんですか?」という質問をよく受けるようになりました。確かに欧州で資格もなく、英語が特別上手でない日本人がどんな仕事をしているのかは多くの人にとって謎であると思います。以下に私の...
セミナー案内

【2/17】無料欧州特許セミナーのご案内【東京】

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。日本での欧州特許セミナーのトピックおよび日程が決定致しましたのでご案内申し上げます。● トピック: 「欧州における補正の実務」欧州特許庁は、新規事項を追加する補正に対して非常に敏...
ドイツ特許実務

「制御する」の独訳は?kontrollieren? steuern? regeln?

「制御する」という動詞は、英訳において多くの場合「control」と訳されます。では独訳ではどうでしょうか?つい英語の「control」に倣って「kontrollieren」と訳してしまいがちですが、「kontrollieren」は、ドイツ...
ドイツ特許実務

ドイツ人には気を付けろ!

日本のあるメーカーの知的財産部における知財部員(以下「部員」)と知財部長(以下「部長」)との会話:部員:「部長!大変です。ドイツのX社からうちの商品AがX社のドイツ特許Bを侵害をしているとの警告が届きました。」部長:「ドイツのX社?はて、聞...
欧州特許実務

国際出願番号からEsp@cenetで検索

欧州特許庁が提供する特許検索データベースEsp@cenetでは、公開番号だけでなく出願番号からでも文献を検索することが可能です。例えば国際出願番号がPCT/JP2001/XXXXXである文献は、Esp@cenetのNumber Search...
出願

分割出願における指定国

欧州特許庁における分割出願では、分割出願の出願時に、親出願において指定されているすべての締約国が分割出願においても指定されたものとみなされます(EPC76条(2))。逆にいうと、分割出願の出願時に、親出願において指定されていない締約国は、分...
欧州特許実務

<欧州>早期審査以外の審査期間短縮手段 その2 Early Processing

1.Early Processingとは?PCT出願を欧州特許庁に早期移行した際、移行期限経過に先立って審査を開始させるための手段です。2.なぜEarly Processingが必要か?PCT出願の場合、欧州特許庁には、優先日から31ヶ月以...
ドイツでの就職活動

ドイツの就職面接で日本人がアピールすべき3つの事項

就職面接においてアピールする事項は、能力や実績など個人個人で大きく異なります。しかし、ドイツで就職を試みる日本人であれば面接において、少なくとも以下の3つの事項については普遍的にアピールしておくべきです。1.長期滞在の意図があることドイツの...
ドイツ特許実務

<ドイツ>匿名での情報提供の可否

欧州特許庁における情報提供はオンラインでかつ完全に匿名ですることができることは以前の記事で説明しました。一方、インフラ面で遅れをとるドイツではオンラインで情報提供できるには至っておらず、情報提供は郵送またはFAXにて提出することが求められま...
ドイツでの就職活動

給与交渉のためのお役たち情報

ドイツの就職面接において日本人にとって厄介なのが給与交渉です。日本では給与は会社の規則によって定められていることが多く、給与について交渉の余地がないこともありますが、ドイツではほとんどの場合、面接で自分が具体的に望む金額を提示することが求め...