各国制度

ヨーロッパにおいて特許の無審査制度を採用する国

欧州において特許の無審査制度を採用する国のリストです。・アンドラ・アルバニア・ベルギー・スイス・キプロス・アイルランド・イタリア・リヒテンシュタイン・ルクセンブルク・モナコ・マルタ・オランダ参考資料:
出願

出願書面のページ数とEPO係属期間との関連についての研究

1.背景:日々の実務から出願書面のボリュームが大きいほど、欧州特許庁での審査が長期化しているように思えたので、出願書面のページ数と欧州特許庁における係属期間との関連について調べてみました。2.調査対象:2016年8月に特許査定が公開された日...
ドイツ特許実務

ドイツ弁理士試験の受験資格

日本の弁理士試験には特に受験資格はなく門戸が広く設けられていますが、ドイツの弁理士試験は試験自体よりもむしろ受験資格を得るまでの道のりのほうが厳しかったりします。以下にドイツ弁理士試験の受験資格を得るための(1)研修生ルートおよび(2)特許...
ドイツ特許実務

[続き]ドイツ連邦特許裁判所がシオノギ製薬の特許に関し強制実施権の仮処分を下しました

昨日の記事でお知らせしたシオノギ製薬の特許に関する強制実施権の仮処分について以下に詳細に説明します。ドイツ連邦特許裁判所の第三判事部(3. Senat)はシオノギ製薬の抗HIV薬剤関連の欧州特許EP1422218のドイツ部分ついて、メルクに...
ドイツ特許実務

ドイツ連邦特許裁判所がシオノギ製薬の特許に関し強制実施権の仮処分を下しました

ドイツ連邦特許裁判所(Bundespatentgericht)がシオノギ製薬の抗HIV薬の特許についての強制実施権付与手続きにおいて8月31日に仮処分により実施を許可しました。ライセンシーはメルクです。ドイツで強制実施権が認められるのは極め...
特許翻訳

「●●側」を「●● side」と訳すと誤解を招くことが多いです

日本語の明細書では「●●側」という表現はよく用いられます。この「●●側」という表現は通常「●● side」と訳されますが、適切でない場合が多々あります。「Xの前側に配置されたY」という表現を例に考えてみましょう。日本語における「Xの前側に配...
ニュース・コラム

日本人弁理士が在籍する欧州の特許事務所リスト

日本人の弁理士(日本国弁理士または欧州特許弁理士)が在籍するヨーロッパの特許・法律事務所のリストです。・Bandpay & Greuter・Betten & Resch・BOEHMERT & BOEHMERT・Cabinet Beau de...
ニュース・コラム

欧州特許弁理士になりました

先日、欧州特許弁理士の登録手続きが終了し無事に欧州特許弁理士になることができました。欧州ではバッヂや登録証というものは無く、欧州特許庁からの以下のようなレターが送られてきただけでという素っ気ないものでした。これまでは私はあくまで補助者という...
ドイツ特許実務

欧州では審査時のクレーム解釈に明細書が参照されません

ドイツ・欧州と日本との審査で根本的に考えが異なるのがクレーム解釈をする際に明細書を参照するか否かです。例えば日本ではクレームの記載が不明確な場合は、「明細書又は図面中に請求項の用語についての定義又は説明があるかどうかを検討し、その定義又は説...
特許翻訳

○○部を○○portionと訳すと誤解を招くことがあります

日本語の明細書では○○部という表現はよく用いられます。この「○○部」の英訳として日本ではよく「○○portion」という表現が用いられますが、この表現が適切でない場合がよくあります。例えば以下の図1に示された構造を説明するために日本語の明細...
各国制度

実用新案制度が存在するEPC加盟国18ヶ国

1.Albania2.Australia3.Bulgaria4.Czech Republic5.Denmark6.Estonia7.Finland8.France9.Germany10.Greece11.Hungary12.Ireland1...
研究

データで見る欧・独・日の審査官の仕事量 (2015年版)

・審査官の総数 欧:4227人 独:約800人 日:1702人・審査完了した出願数 欧:113586件 独:33483件 日:239614件・審査官1人当たりの年間審査処理件数(審査完了した出願数/審査官数) 欧:約27件 独:約42件 日...
ニュース・コラム

最も影響を受けた本

先日母校の学生達のキャリア教育向け講演で自分が影響を受けた書物を紹介する機会がありました。そこで、印象に残っていた古典、小説やビジネス書を色々と思い出していたのですが、最終的に一番影響を受けた本として以下の本を紹介するに至りました。そう、皆...
欧州特許実務

EPC規則71(3)の通知は特許査定ではありません

欧州では審査が終盤に差し掛かるとEPC規則71(3)の通知というものがなされます。このEPC規則71(3)の通知、日本では「特許査定(Decision to Grant)」と訳されることが多いのですが、正しくは特許査定ではありません。EPC...